そろそろ仮想環境に手をだそう (Windows, Anaconda, Python)

はじめに

仮想環境に手を出した記念の備忘録的な記事.

飛ぶ鳥を落とす勢いで増えているPythonユーザーですが,多くの人が

  • Windowsで,
  • Anacondaを導入し,
  • Pythonを

使っているのではないでしょうか.僕もそうです.

初心者は Anaconda 入れとけというのがデファクトスタンダードになっているような気がします.
簡単に環境構築ができるのは,幸せなことだと思います.

でもAnacondaの真価は,簡単な環境構築ではなく,簡単な仮想環境構築 だそうです.

さて,仮想環境って?

仮想環境のメリット

仮想環境のテクニカルな仕組みについては割愛.

仮想環境の最大のメリットは,

Pythonやパッケージのバージョンを使いわけ可能

ということじゃないでしょうか.

これは,
よく耳にする「環境が汚染される」,「パッケージの依存関係が壊れる」などの怖現象が発生する危険性を下げてくれるそう.

ある仮想環境Aは,別の仮想環境Bとは全く独立の環境として扱われます.
つまりAはPython2系環境,BはPython3系環境というような使い分けができます.
パッケージ群も仮想環境間で原則として干渉しない.

さらに,Anacondaによって,この仮想環境のスイッチも簡単に行うことが可能です.

仮想環境のDeepな部分については,より詳細な記事を参照して頂きたい.

参考にした記事
* Anacondaを使用した仮想環境の作り方とcondaコマンド – 僕のPython備忘録

仮想環境の話に関連して読んでAnacondaユーザーは読んだ方が良い記事
* condaとpip:混ぜるな危険 – onoz000’s blog

condaによる仮想環境の構築手法

以下は,Anacondaを使用した仮想環境の作り方とcondaコマンド – 僕のPython備忘録 を自分の備忘録的に書き写した内容になっています.

仮想環境系の記事で一番わかりやすく助かった.

以下は,コマンドプロンプト上で実行します.

仮想環境の作成

  • Python2.7系の仮想環境をtest1という名前で作成
conda create -n test1 python=2.7
  • Python3.6.4でAnacondaのパッケージ全部入りの仮想環境をtest2という名前で作成
conda create -n test2 python=3.6.4 anaconda

仮想環境に入る(Windows)

  • test2という仮想環境に入る
activate test2

仮想環境から出る(Windows)

deactivate

仮想環境一覧

conda info -e

仮想環境の削除

  • test2という仮想環境を削除
conda remove -n test2 --all

その他の操作

  • 基本的に仮想環境内でもconda installpip installが使用可能.
  • conda listでその仮想環境内にinstallされたパッケージの一覧を取得できる

最低限,以上を知っていればとりあえず仮想環境はいじれると思う.

まとめ

Python界隈では,プロジェクトごとに仮想環境を作成するのが一般的らしい.

なんでもかんでもbase環境にインストールしているといつか痛い目にあうかもしれない...

僕も使いこなしていけるようにしたい.

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