IFTTTを使ってGoogle Assistant 経由で Trelloにカードを追加する

IFTTTとは

IFTTT – Wikipedia

IFTTT(イフト)とは「レシピ」と呼ばれる個人作成もしくは公に共有しているプロフィールを使って数あるWebサービスFacebookEvernoteWeatherDropboxなど)同士で連携することができるWebサービスである。

 

つまり,Webサービス間をいい感じに連携させることができるサービス.基本的なことは,1行もコードを書かずに実行できる.

やったこと

 

以下のシステムを実現する.

  • 「OK,Google」と呼び,Googleアシスタントを起動する.
  • 続けて,「タスク追加 XXX」であらかじめ用意しておいたTrelloのボードにカードを追加する.
  • Googleアシスタントに「タスクを追加しました」と返事をさせる.

 

Google HomeなどスマートスピーカーがなくてもOK.

スマホでのネットサーフィン中や,運転中のメモに使うことを想定している.

手順

 

GoogleアカウントおよびTrelloアカウントが存在することが前提.今回は,Trelloの説明については割愛する.

 

(1)IFTTTアカウントの作成

サービスを連携させるためにIFTTTにアカウントを作成する必要がある.以下リンクより,アカウントを作成する.

(*)Googleアカウントを利用する場合でも,連携するGoogleアシスタントのGoogleアカウントと同一である必要はない.

https://ifttt.com/

 

(2)Appletsの作成

IFTTTの基本的な構造は,If this then that である.thisをトリガーにして,thatを実行するシステム(Appletと呼ぶ)が構築できる.

 

今回は,

this : Google アシスタントに「タスク追加」と言う

that : Trelloにカードを追加する

となる.

 

さっそくAppletを作っていく.作成した,IFTTTアカウントでログインする.

 

 

 

「My Applets」を選択.

 

 

「New Applet」を選択.

 

 

「+this」を選択.

 

 

 

トリガーとなるサービスを選択する.今回は,「Google Assistant」を選択する.

 

 

さらに,「Google Assistant」の中でトリガーとなるアクションを選択できる.

今回は「Say a phrase with a text ingredient」を選択する.これにより,「特定のフレーズ+任意のセンテンス」をトリガーとして設定できる.

 

 

トリガーの詳細を設定する.

 

 

今回は,「タスク追加 $ 」をトリガーにする.$は任意のセンテンスを意味する.前後にスペースが必要なことに注意が必要.

Google Assistantからは返事として,「タスクを追加しました」を返すようにした.

LanguageはJapaneseにしておく.「Create Trigger」でトリガーの作成は完了.

 

次に,「+that」を選択し,トリガーに紐づけられるアクションを設定する.

 

 

「Trello」を選択.(*)ここらへんで「Trelloアカウントと連携しますか?」という確認が来る.もちろんYesとする.

 

 

「Create a card」を選択.

 

 

自分のTrelloアカウントと連携済であれば,自分のボードが選択可能となる.

今回は,「New Task」リストに,Titleがトリガーの後に続くセンテンスとなるように設定した.

(「タスク追加 ブログ執筆」とGoogle Assistantに言ったら,New Taskリストに「ブログ執筆」というカードが作成される)

これは,「Add ingredient」の「TextField」を選択することで実現できる.

 

 

これで,IFTTTの設定は完了.

 

実行結果

 

さっそく手元のスマホで,試してみる.

 

 

いい感じ.「タスク追加」だけだと,グーグル検索されるみたい.

Trelloのボードにもタイムラグなしで反映される.

 

 

おわりに

 

導入して,3日ぐらい経つがわりと快適.IFTTTおもしろいので,いろいろと試してみようと思う.

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